Network Research Studies 海外研究拠点のご紹介

現在ザンビア拠点には、BSL2およびBSL3実験室、アイソレーターを備えた動物実験施設を整備し、遠心機、シーケンサー、次世代シーケンサー、BSL3対応のアイソレーター等の機器を積載するトラックを使用したモバイル・ラボを設置しています。

対象感染症としてはウイルス性人獣共通感染症（節足動物媒介性感染症、出血熱、呼吸器感染症、腸管感染症、肝炎、狂犬病等）、細菌性人獣共通感染症（結核、回帰熱、リケッチア症、コレラ、炭疽、薬剤耐性感染症等）、原虫性人獣共通感染症（リーシュマニア症、トリパノソーマ症、クリプトスポリジウム症等）を扱っています。また、保有サンプルは人獣共通感染症の結成疫学研究のためにヒト、ウシ、コウモリなどの血清や病原体の検出・分離のためのコウモリや齧歯類などの臓器や、動物、節足動物などの核酸を保有しています。

現在はマールブルグ熱の疫学研究、リーシュマニア症の研究、洞窟に生息する吸血性節足動物の研究などを行っています。