Project Overview プロジェクト概要
海外研究拠点の展開
感染症流行地において、流行している、あるいは流行が想定される感染症を対象に、アジア・アフリカ・南米の11カ国に海外研究拠点を整備して、新興・再興感染症の基礎的な研究を実施します。現地に日本の大学等に所属する研究者が常駐し、長年にわたり信頼関係の築かれた現地の大学や研究機関等と連携して共同研究をするという他に例を見ない独創的な研究スキームを活かして、国内では得ることのできない感染症流行地の患者検体や臨床情報・データ等を活用する研究を推進します。


ザンビア(2007~)
北海道大学
ザンビア大学獣医学部
フィリピン(2008~)
東北大学
熱帯医学研究所(RITM)
ミャンマー(2016~)
新潟大学
国立衛生研究所(NHL)
中国(2005~)
東京大学
中国科学院微生物研究所 中国農業科学院ハルビン 獣医研究所
ガーナ(2008~)
東京医科歯科大学
ガーナ大学 野口記念医学 研究所
タイ(2005~)
大阪大学
国立予防衛生研究所
コンゴ民主共和国拠点(2020~)
大阪公立大学
国立生物医学研究所 (INRB)
インドネシア(2008~)
神戸大学
アイルランガ大学 熱帯病研究所
インド(2007~)
岡山大学
国立細菌感染症 研究研究所
ベトナム(2005~)
長崎大学
国立衛生疫学研究所 (NIHE)
ブラジル(2024~)
長崎大学
ペルナンブコ連邦大学 ケイゾウ・アサミ研究所
ネットワークコア拠点
感染症流行地に整備された海外研究拠点の特性や現状を踏まえた上で、そのネットワークを強化することにより、我が国の感染症対応能力の強化に資する体制を整備するとともに、厚生労働省、関係機関等との密な連携・協力体制も構築することを目指し、令和5年度より設置されました。 また、複数の海外研究拠点にまたがった広範な地域を対象とする共同研究の推進支援やワクチン・治療薬等の開発を担う外部の研究機関・企業との連携推進支援、それらを支える研究基盤強化を実施し、海外研究拠点の有する研究リソースの効率的活用や、研究力の最大化もミッションとしています。